春夏の商品を見に、最近、とある百貨店と銀座・有楽町の路面店を見て回ったのですが、相変わらず多かったのが
MA-1
M-65
Gジャン
この3アイテムが本当に多かったです。この3アイテムはもう3シーズン目?くらいになると思うので、今回は、Mー65の着こなし方を海外のお洒落スナップを使って徹底解説して行きます。
<M-65の歴史をまずは知る>
M-65は、第2次世界大戦から朝鮮戦争にかけて使用されていたM-41、M-43、M-50、M-51フィールドジャケットの後継者として、開発され、2008年までの40年以上にわたってアメリカ軍の現用モデル使用され続けた。製造会社によって、細部の違いはあるものの、正式納入された製品の表地の素材はコットン:ナイロン=50:50もしくは62:38の混紡のサテン。この丈夫な素材の組み合わせはナイロンコットン、NYCO(ナイコ)と呼ばれ、ナイロン素材の特徴である速乾性と耐久性、綿の特徴である保温性と吸湿性を兼ね備えた生地となっており、当時、軍用の衣服に多用された。
62:38・・・この数値を聞いて、ピーンと来る人もいるのではないでしょうか。そうです「ロクヨンクロス」と言われているあの生地です。シェラデザインのロクヨンクロスマウンテンパーカーって日本ではこれでもかというくらいに流行しましたね。
(参考ブランド:SIERRA DESIGNS)
<一般のマーケットでの分類>
ファーストモデル。フロントファスナーがアルミ製でショルダーループがついていないモデル
セカンドモデル。フロントファスナーがアルミ製でショルダーループがついているモデル
サードモデル。フロントファスナーがブラス製のモデル
フォースモデル。フロントファスナーがプラスチック製のモデル
と分類されているようですが、この分類はあくまでも豆知識でいいと思います。
<M-65の定番的イメージは?>
日本では特にアメカジのアイテムとして定番化されているのがご承知かと思います。イタリアで開催されるピッティウモでのお洒落番長であるリーノさん。日本の雑誌でもかなり頻繁に出て来ると思うので、知っている方も多いと思いますが。
定番カラーであるオリーブ。それにベージュのチノパン。アメカジっぽさが、ヒシヒシと伝わって来る組み合わせです。人によっては、インナーのシャツを、今の時期だとチェックのネルシャツなど、チェックシャツをインナーに着る人もいるとは思います。アメリカ軍のアイテムであるので、アメカジ的着こなしが鉄板と言えると思います。チノパンツをデニムに変えても全く問題ありませんよね。この辺りはイメージしやすい着こなし方だと思います。
<色を変えて雰囲気を全く別物にする>
このベージュのM-65。アーミースタイルというよりもサファリスタイルに変化されていますよね。春先などはインナーをカットソーにして着ると春の着こなしの軽さを表現できると思います。
色のイメージって大切で、ベージュはやはり、ほんの少し寒そうなイメージを相手に与えてしまうので、春先の方がいいかと思います。また、ストールで暖色のストールなどで、ワンポイントを加えるとベターですね。
<まとめ>
M-65は男性ファッションでは定番中の定番ですが、3枚の写真のように、色によってイメージを変えることができます。どうしてもアーミー調に思われがちなアイテムですが、どうボトムス(パンツ)と合わせるかで相手に見えるイメージが違います。
アーミー調で行くのか、サファリ調で行くのか、それはあなた次第ですね。ただ、ワークアイテムっぽく思われがちなので、ぜひ、綺麗めに着こなすことを気にしてください。
例えばですが、M-65本体をネイビーや黒にすると、いきなり都会的なスタイルに変更する事が出来ます。
同じM-65でもこれだけ雰囲気を変える事ができます。特にこの写真でお洒落と思えるところは、ネイビーのM-65にデニムのベスト、そしてブルーシャツ。つまりブルー系でアッパーをまとめている所です。
この手法は絶対に覚えておいた方が良いと思います。寒色系であれば、ほとんど使えるてくにっくです。是非やってみてくださいね。
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