メンズファッションにもシルエットの考え方は存在します。
あまり気にしてない人もいるのかのしれないけど、それをちゃんと知ってコーディネートを考えているかどうかで、見た目はこんなに変わるのか?ってくらいに変わってしまいます。やんちゃでダンディーで居たいならこれくらいはちゃんと理解しておいて欲しい所です。
なので
わかっている人もそうでない人も、しっかりと今回でメンズファッションの中にもシルエットの考え方があるということを頭の片隅に残して欲しいと思います。
3つのシルエットの考え方
女性のファッションに興味がある人はきいたことがあると思うけど、男性にもシルエットの考え方は存在していて、これを無視すると、単なるダサい男にしかならないし、どんなに高額な洋服を着ていても、その価値が貴方に反映されることはまずない事を知っておいて欲しい。それは、貴方自身がその価値を潰している他ならないからです。
人によって着こなし方は当然違っていて良いことで、今流行のスタイルを追う人もいれば、クラシカルなスタイルを追い求める人も居る。それはそれで十分に自分スタイルとして表現すればいいし、それが出来る人はある程度ファッション脳を身につけている人だと思う。
でもその対極には・・・
お洒落が得意ではない
着こなし方がわからない
自分に何が似合うのかわからない
今のスタイル、自分に合っているのかわからない
などと考えてしまい、ファッションを苦手と思ってしまう人もいるので、今回の3シルエットをちゃんと理解して欲しいと思います。
Iライン・Yライン・Aライン
の3シルエットです。
1.Iライン(アイライン)
文字で表現されていることをまずは理解しておいて欲しい。「Iライン」は文字通り、スラッとした細身のシルエットで上下を構成するシルエットのことです。
1番分かり易いのは、やはりスーツの着こなしではないかと思いますが、ここでファッション好きな人は・・・
いやいや、スーツのシルエットの中にも、色々とシルエットはあるじゃん!と言ってきそうですが、それはスーツ単体での細部の話で、そもそものシルエットの話をここではしているので、今日のところは、そこには触れません。要は、上下のバランスがスラっとしているのがスーツの着こなし方ですよね。そのバランスを「Iライン」と呼んでいるわけですので、お間違い無く。
簡単に言ってしまえば「スラッと見えるシルエット」とまずは理解してください。ダンディーなスタイルを好むなら、まずはこのラインをしっかりとマスターしておきたいですね。
2.Yライン(ワイライン)
文字の形で想像してみてください。もう分かりますね。上半身=アッパーにボリュームがあるスタイリングのバランスを「Y型」と言います。ものすごく分かり易いのは、ダウンジャケットを着たスタイル。それはモコモコしていますよね?基本しっかりとしたダウンジャケットはボリュームがあるので、万人が上半身が膨張して見える着こなし方です。下半身は普通にテーパードされたスラックスやデニム、ジョガーパンツなど、ダボっとはしていないものを合わせるスタイリングのことです。特に秋冬の着こなし方はYラインが多いかもしれません。
3.Aライン(エーライン)
ここまで来るともう解説は要らないくらいだとは思いますが、ワイドパンツを履く女性を思い浮かべると良いと思います。ワイドパンツにニットを着るようなスタイル。要はボトムス=下半身の向かってボリュームがあるスタイリングと考えていいです。男性であれば、太めのストレートデニムなど。(昔のデニムをそのまま履いている人はこのシルエットになっている人がほとんどだと思いますけどね。
いかかでしょう。おおよそ貴方のスタイルは・・・見当付いたのではないですか?
では次に具体的な写真を使って、これは何型かを解説していきますね。
出典:Pinterest
さて上の写真は何型でしょうか???
ニットにちょっとゆったりめのデニムです。
A型と思いがちだと思うのですが・・・これは「Iライン」です。
まずはアウター的ニット。これはよくインナーに着るハイゲージのニットよりもボリュームがあるのがわかると思います。それにアウターとして着ているアイテムなので、少しカバーオール的なシルエットですよね。ある意味ハイゲージニットよりボリュームがある着合わせなわけです。
そこに、ちょいユルのデニムを履いているので、ボリュームあるアッパーとボリュームあるボトムス。同じボリューム同士なので、上から下まで、ストレートなバランスと考えるわけです。
ここで押さえておきたいのが最近流行のオーバーサイズのアッパーであれば、この見解とは代わってきます。あまりダボっとしないデニムであれば「Yライン」、ニットカーディガンとワイドパンツのコーデ(最近若い男性のこの組み合わせ着ている人いますね)であれば、「Oライン」(オーライン)よ呼ぶ場合があります。
ダンディーに着たいのであればあまりオススメはしませんが、日本人の体型から考えると「Oライン」はフィットしやすいシルエットになります。ずんぐりムックリと言ってはなんですが、お腹周りが気になる人は、必然的にアッパー(上半身)は大きく見えるので、ボトムスは写真くらいのちょっと太めのパンツを合わせてあげるとバランスがよくなります。
出典:Pinterest
ではこの上の写真はどう考えますか?
どう見ても細く見えるから。。。それは「Iライン」と言いたくなる人、多いかもしれませんが・・・
これは・・・「Yライン」です。
ここで覚えておいて欲しいのは、単にシルエットだけで判断するのではないと言うことです。
コートは着丈もあって全体に占める面積で考えると、かなりのスペースを支配していますよね。ということは、ボリュームが1番あるアイテムになることになります。1番ボリュームがあるので、普通にスーツをインナーに着ていたとしても、このスタイリングは「Yライン」となります。なので、コートなどを使ったコーディネートを考えているなら、気持ち細身のパンツを合わせるようにしましょう。
まとめ
メンズファッションにおいても、シルエットを見るときには
「Iライン」
「Yライン」
「Aライン」
があるということを認識して、どのラインでコーディネートを作るようにしましょう。
そして、もし悩んだ時は
アイテムが全体に占める面積を考え、今日のシルエットはどのシルエットに属しているかを考えるようにしてください。
この3つのシルエットのバランスを崩してしまうと・・・
とーーーーーっても格好悪い男になりますのでここは是非注意してコーディネートの組み合わせを考えるようにして欲しいと思います。
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